女子校ブランド

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おおたとしまささんの学校三部作の最後は『女子校という選択』。

1作目:男子校ブランド |  ikuzine [イクジン]

2作目:中高一貫ブランド |  ikuzine [イクジン]

自分は男子であり、子供も男子である以上、それほど意識しなくていいはずの本なのだけど、『男子校という選択』、『中学受験という選択』と読み進めてきたせいぽんがこれを買わない理由はなく、普通に購入しました。

一貫して著者のおおたさんが伝えたいメッセージは、

「これからは多様性の時代。男子だけの集団で学ぶことは時代に即さない」という論理を盾に、男子校の存在を否定するような風潮こそ「教育の多様性を損なう」という矛盾を指摘したい。 

でブレがありません。さらにそれを補足する内容として、学校が共学の場合には次のような“ジェンダー・バイアス”がかかるという話が挙げられていました。これについてはせいぽん、正直激しく同意です。

学校が社会の縮図であるとすれば、現在の社会にある「男女不平等な既成概念」がそのまま学校という空間にも持ち込まれることになるのではないだろうか。既成の性的役割に照らし合わせ、男性は男性らしくあれ、女性は女性らしくあれという、既存社会からの暗黙のメッセージが教室に入り込む。「男性は理数系が得意で、女性は語学や芸術系が得意である」という固定概念が、生徒たちの志向に「ジェンダー・バイアス」をかけるのだ。

さて、内容的には、『男子校という選択』の裏返しである『女子校という選択』のメリット/デメリットなんかが書いてあるのですが、1つだけ、男子校云々の中には記載がなかった箇所がありました。長いですが、重要な内容だと思ったので、メモしておくです。

さらに女子に特化したキャリア教育を全面に打ち出した女子校もある。

品川女子学院の「28プロジェクト」は、女子校ならではの新しい取組としてメディアに取り上げられることも多い。(中略)「28」とは28歳を意味する。仕事での経験を積み、社会に貢献出来るようになるころ。一方で、プライベートでは、結婚・妊娠・出産というターニングポイントを迎えることも多くなる年齢。28歳というターニングポイントをうまく乗り越えられるか、行き当たりばったりで過ごしてしまうかによって、女性の人生は大きく変わると、同校では捉えている。そこで、28歳になった自分をイメージして、それを実現するために何が必要か、どう行動すべきかを、中学生のうちから考えさせるのだ。

「男性とは違い、女性には出産におけるタイムリミットがあります。そのことを正しく理解し、28歳になったときに、自分の望む選択肢を選択できる状況にしておかなければなりません。そのためには今からライフデザインを描かせなければ間に合わないのです。女性のほうがライフデザインをするうえでの選択と決断の機会が多い。だから男性とは違うキャリア教育が必要なのです」

ちなみに、これが品川女子学院の「28プロジェクト」。

 

いや、これ、せいぽんがなんで取り上げるかというとですね、これですよ。

仮)バリキャリ交差点(=働く女性/20代後半の悩み) |  ikuzine [イクジン]

しかし、こういう内容を目にする度に、同じようなバリキャリ交差点は男性にとっても存在感を増すだろうし、28プロジェクトは男性にも必要になってくるんじゃないの、と思います。もはや「男性だから、妊娠、出産というターニングポイントがない」という時代でもなくなりつつあると感じますしね。

せいぽんがイクメン(自称)と銘打ってブログ書いているような時代ですしね。はい。

これら、おおたとしまささんの学校3部作、オススメです。

ほんだらのー!

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