誕生日を人質に取るamazon

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久しぶりに子どものオムツを注文しようと、アマゾンを開いたせいぽんは、azonファミリーという新サービスに気付きました。

Amazonファミリー
 Amazonファミリーとは何ぞや

サイトには次のように書かれていました。

amazonファミリーとは?

Amazonファミリーは、小さいお子様がいらっしゃるパパ・ママ・妊婦さんの子育てをサポートする新しい会員サービスです。 
子育てに必要なさまざまな商品がお得にお買い求めいただける会員限定の特典やサービスをご用意し、ベビーとの暮らしをより楽しく、便利なものにすることを目指します。

Amazonファミリーの会員特典

Amazonファミリーに会員登録いただき、出産予定日やお子様の情報などを入力いただくと、よりパーソナライズされた商品のおすすめ情報を受け取ることができます。その他、会員限定のさまざまなお得な特典が受けられます。

Amazonファミリーの特典は、Amazonプライムのご利用状況やAmazonファミリーの会員登録方法により、ご利用に一定の条件があります。詳しくはこちらをご覧ください。

どんなものか、と思ったせいぽんは早速仮登録。

仮登録と同時にamazonプライムという、「お急ぎ便、お届け日時指定便が使い放題!」も利用可能で、早速、注文したオムツがその日のうちに到着しました。

いやはや便利の一言。

amazonファミリーで”誕生日を握る”

さて、せいぽん、このサービスを使って印象に残ったことがあります。

それは、アマゾンが子どもの生年月日の入力を要求したことです。

“amazonファミリー”と謳うくらいだから、子どもの生年月日をサービス運営側に教えることくらい別に・・・とも思いますが、amazonがこの子どもの生年月日の情報を握るということは、消費者の活動に大きな影響を与える可能性があると思います。

航空会社や百貨店の赤ちゃんコーナー、病院や学校がこの情報を握るのとはワケが違います。

amazonがこの情報を知るということは、子どもが小さい頃のオムツやお尻ふきだけでなく、今後成長するに伴って発生するであろう消費が、丸ごとamazonが取込める可能性があるということです。

離乳食、ファーストシューズ、おまる、ベビー服、ランドセル、サッカーボール、あらゆるゲームとあらゆる学習道具・・・子どもの成長に伴って起きるであろう消費の全てにおいて、amazonが子どもの月齢や年齢、最近の注文履歴から想像して、

「もうすぐお子様は誕生日ですね。今はこれが人気。オススメですよ」

「もうすぐファーストシューズが小さくなる時期ですね。セカンドシューズの候補はこちらですよ」

「今はおむつからの卒業の時期ですね。こういうものがあれば、外出時のお漏らしの時でも安心して対応出来ますよ」

とレコメンド出来る可能性があるということです。それが延々、子どもが親の家計から独立出来るくらいまで続くのです。

親という消費者の立場からすると、子どもの誕生日を押さえてモノを売り込んでいくという戦略ほど、提案そのものが有り難く、役に立って、ずる賢いけど憎めない戦略はありません。

親の立場ってなってみないと分からないことばかりですし、どんな提案でも「あー、こんなのあるんだー」と勉強になるんですよね。しかも、子どものためになるのであれば買ってあげたくなるのが親の情。悔しいくらい確実にお金を巻き上げていくんです。

せいぽんは思います。

amazonが、amazonファミリーというサービスを開始したのは、子どもの生年月日を人質に取って、そこに纏わる消費をamazon経済圏に確実に組み込むことを目的としているんじゃないか、って。

この子どもの誕生日を人質に取る戦略。企業としては素晴らしいですし、出来ることならどこの企業もやりたいと施策じゃないかと思うのですが、まともに展開出来ている会社は非常に少ないです。

なぜならば、普通の企業は、子どもの成長の、本当に1つの場面でしかサービス提供出来ないからです。

赤ちゃん本舗はやっぱり生後間もない赤ちゃんの時に価値を発揮するんであって、魔の2歳児の男の子相手に、適切化されたサービスの提供は出来ないものなんです。ましてや小学校入学前の男児に何を提供出来るというのでしょう。

やっぱり、赤ちゃん本舗は、赤ちゃんのための本舗、子どもの成長の本当のスポット消費しか吸収出来ないんです。

せいぽんが唯一、子どもの誕生日人質戦略を上手に展開しているなと思える企業は、ベネッセコーポレーション。

日本最大級の女性口コミサイト「womens park」からしまじろう、進研ゼミ・・・これほど子どもの成長の節々でビジネスを執拗かつ丁寧に仕掛けてくる会社は、なかなかありません。

ベネッセさんはきっと、azonファミリーに戦々恐々としていると思いますよ。どんなふうに競合してくるんだ、って。

でも考えてみると面白いもんです。

子どもの誕生日をちゃーんと人質に取れば、そこそこ消費も握れると思うのに、そういう会社ってあまり無いんですから。

かのライフスタイルの場面場面でビジネス展開しているリクルートだって、誕生日を人質に取れてないでしょ?

iPhone/iPadのアップルだってそう。

facebookは情報持っては・・・いるかな。

ふむ。

個人としても親としても興味があります。この子どもの誕生日人質戦略。まずはamazonファミリーに注目です。

ほんだらのー!

Seipon

ikuzine”は、”イクジン”と読んで、その由来は、ご想像の通り、「育児」。ikuji + magazine = ikuzine、と名付けました。
…と書くと真面目なサイトのようですが、カジュアルな子育てネタを自己満足的に発信するサイトです。子育てネタ以外も混じることがありますが、ご容赦を!
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