20代は捨て。

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「若いうちは何事も経験だ」

せいぽんは社会人成り立ての頃、誰に言われたかは記憶にありませんが、きっと周りの人たちと同じように、とにかく何事もチャレンジだ、何事も勉強だ、ということを教わった記憶があります。

体力も記憶力も柔軟性も世間知らずさもストレス耐性もピークの頃に何でも吸収しておきなさい、ということでしごく全うなお話ですよね。

ちなみに、せいぽんは、このようなお話を、“可処分時間”、という考え方で捉えてました。

可処分時間とは、自分で自由に使える時間を指す言葉で(一般的ではない言葉なのかもしれない)、いわゆる可処分所得の時間バージョンです。

「何事も経験だ」、というけれど、「何事も経験するには時間が必要だ」、ということで、とにかく自分の時間を、自分が使いたいものに対して最大限使えるように意識していました。

極端な話、寝る時間は短ければ短い程いいと思っていましたし、月曜日が始まる前日の日曜日には月曜日の仕事に着手して月曜日は月曜日で火曜日の仕事に注力する、みたいなことを考えていました。とにかく、走ってました。生き急いでいました。

当時、尊敬する人は「24」のジャック・バウアーでした。

それは今も変わりません。

せいぽんもあんなふうに、生きるか死ぬかくらいの緊張感をビシビシ感じながら、寝る間も惜しんで失踪し疾走したいって本気で思ってました。そして、どうして、「24」はイチイチ、次回作がレンタルされるまで待たなければいけないのか、イライラしていました。毎日撮れよ、毎日放送しろよ、って。

そんなことを考えていました。

・・・

話がめちゃくちゃになってますが、言いたいことは、

「20代は何事も経験だ」

って言うじゃないですか、ってこと。

で、それから数年。

可愛い表紙して、こんなことを言う本に出会いました。

20代は身軽だ。やりたいことはなんでもできる。

これからどんな大人にだってなれる。

自分にしかできない仕事、豊かで自由な生活、大好きな仲間とワクワクする挑戦、愛する人との最高の出会い、なんでも夢見ることが出来る。

でも、夢あふれる若者たちのほとんどは、いつの間にか、現実や常識にがんじがらめの、“良識あるマトモな”社会人になる。

そういう大人を多く見てきているはずだ。

そして自分は絶対にそうはなりたくないと思う。

“新しいことは原則として排除”という空気に抗えず、毎日、目に見えない社会の重圧に押さえつけられながら、まわりの顔色をうかがって生きるようなマネは、誰だってしたくない。

そう思っていたはずなのに、

多くの20代が、なりたくなかったはずの大人になっていく。

なぜだろう?

不思議に思ったことはないだろうか?

※『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』より引用。

なんちゃって。

いやー、面白かったです。

巷では、「20代は何事も経験だ」だけじゃなくて、「20代のうちにやっておくべき~」、みたいな本が多い中にあって、裏表紙に、

 

「20代は捨て。」

 

と謳っている。

今後の自分にプラスにならないと思ったものは、潔く捨てればいい。捨てれば捨てるほど、視界と思考からノイズが取り除かれ、本当にやりたいことが明らかになるからだ。

 人生はルールのない旅。

安心感が欲しくて、あえて重い荷物を持つのか。

自由を感じたくて、荷物を減らしていくのか。

 

これまた凄く全うな、「モノだけでなく、心の、人生の断捨離も大事なんだよ」、というメッセージをくれる、暖かい本です。

ちなみに、著者である四角大輔さんは、社会人経験を10年以上有しながらも、現在は、ニューヨークと東京、大自然と都市空間を往来するノマドライフの人。複数の大学で、“ライフスタイルデザイン/セルフプロデュース”をテーマとした講義や、登山系雑誌の連載なんかを行っているそう。

今までの半生も綴られているのですが、この人の断捨離力はハンパない。

自由への欲望が相当のものだったのでしょう。モノも心も、荷物の減らし方が常人では到達し得ない仙人の域に達しているなと思いました。

この豊かな日本に産まれ育ちながらも、年収150万円あれば生きていけると言うその自信はホンモノです。

そりゃ、吸収や学びは大事なんだけども、何でもかんでも吸収しまくりゃ良いよというわけじゃないよってね。体力や記憶力や柔軟性や世間知らずさやストレス耐性がピークだからといって、何でも得たり吸収しまくると、捨てられなくなるよってね。

いやー、ほんと、断捨離の大事さを痛感しますです。

モノも。心も。

明日も頑張りましょう。

ほんだらのー!

※ちなみに、この本を読むと、とりあえず、モノとしての断捨離を敢行したくなります。悪しからず。

Seipon

ikuzine”は、”イクジン”と読んで、その由来は、ご想像の通り、「育児」。ikuji + magazine = ikuzine、と名付けました。
…と書くと真面目なサイトのようですが、カジュアルな子育てネタを自己満足的に発信するサイトです。子育てネタ以外も混じることがありますが、ご容赦を!
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