“がん”=痛い、苦しい?

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いつも気になってたんです。どうして、『大往生したけりゃ医療と関わるな』っていう、なんだか訳の分からない題名で、大して面白くなさそうな本が、ずーっと、ずーっと平積みで大量に売られてるんだろうって。

『死ぬのは「がん」に限る。ただし、治療はせずに』?

そうこうするうちに、帯には『死ぬのは「がん」に限る。ただし、治療はせずに』という微妙な一言とともに、いつの間にか「40万部突破!」との文字が。

40万部って結構凄いぞ…と思って、せいぽんもついに買ってしまいました。

以下は、せいぽんの読み終わったときの第一印象です。“印象”なので、正しい/正しくない含め、鵜呑みにしないでくださいね。でも、この感想は、このブログのエントリを理解して頂くためには大事かもです。

・あ、がん、必ずしも痛くないんだ…!安心した…ふー。

・がんって、無意識のうちに痛いと思ってたけど、全然痛くないまま死ねるんだったら、老衰と一緒じゃね?

・がんって治そうとするから痛いのか。そして痛々しくなるのか…

・あ、あれ、がん保険って入る必要有るんだっけ?

・そもそも、アフラックに払ってる保険料って・・・

・がんが痛くないと知ってしまえば、変に医療にお世話になっておかしくなっちゃうよりも、何もしないままのほうがいいんじゃないの?もし、そうなれば日本の医療費とかも大きく減りそうだし、延命治療とか終末医療なんてもののあり方も大きく変わりそうでワクワクするね!

ふむ。

この本の章構成は、

・第一章 医療が“穏やかな死”を邪魔している

・第二章 「出来るだけの手を尽くす」は「出来る限り苦しめる」

・第三章 がんは完全放置すれば痛まない

・・・と続いていくのですが、この章の名前だけで、この本がいったい何を伝えたいのか、伝わってきます。

>>「出来るだけの手を尽くす」は「出来る限り苦しめる」

せいぽん自身は、死というものに向き合った回数は数回しかないですが、それでも、この一言は思い当たる節があるので、月並みな言い方ですが、いろいろと考えさせられちゃいますね。率直に言って、せいぽん、若干29歳にして自分の死に際を意識してしまいましたよ。

せいぽんが仮に100歳近くになって、いかに、「自分は老衰で死にたい、“痛みの無いがん”で死にたい」と強く思ってたとしても、

何らかの病を発症して、意識不明になっちゃったり、判断能力が無くなってて、妻でも子どもでも両親でもいいです、何らかの家族が、せいぽんを助けたいと、少しでも長く生き永らえて欲しいと、善意で病院に駆け込んでしまったら・・・。善意で救急車を呼んでしまったら・・・。

それは「病院よ、命を救ってくれ」という意思表示と受け止められて、仮にせいぽんが、治療して欲しくなくても、全身全霊をかけて病院側は治療という名の攻撃を仕掛けてくるのでしょう。それが、せいぽんが望んだものでなかったとしても。

意識が戻ったとき、例えば、看護師や介護士が、せいぽんが望まないのに勝手に食事を口の中に詰め込まれたりしたら・・・、自分の体に管を入れられた姿に気付いたら・・・、せいぽんはどう思っちゃうんだろう。

なーんてことを考えてしまいました。

自分が望む最後、を達成するためには事前にそれを周知する必要があると思うのですが、例えば、著者はこんなことを述べています。以下、抜粋です。せいぽんもこれに近いものを、然るべき時に備えて考えなくちゃいかんのかも、と思わされます。

 (著者自身が)「医療死」より「自然死」が好みのため、意識不明や正常な判断力が失われた場合、左記を希望する(ぼけた時は、ぼけきる直前に「断食死」を敢行するつもりだが、タイミングをはずす場合も考慮して)。

  • 出来る限り救急車は呼ばないこと
  • 脳の実質に損傷ありと予想される場合は、開頭手術は辞退すること
  • 原因の如何を問わず一度心臓が停止すれば蘇生術は施さないこと
  • 人工透析はしないこと
  • 経口摂取が不能になれば寿命が尽きたと考え、経管栄養、中心静脈栄養、末梢静脈輸液は行わないこと
  • 不幸にも人工呼吸器が装着された場合、改善の見込みがなければその時点で取り外して差し支えないこと

この本、オススメです。40万部も売れてるの、納得します。んでもって、せいぽんが凄いと思ったもう1つのこと。

それは幻冬舎さん。よくこの著者(中村仁一さん)に、こんな本を書こうって提案したよね。(おわりに、の部分で幻冬舎さんから提案があったと書かれてます。

それが40万部も売れるんだから、世の中面白いだす。

ほんだらのー!

Seipon

ikuzine”は、”イクジン”と読んで、その由来は、ご想像の通り、「育児」。ikuji + magazine = ikuzine、と名付けました。
…と書くと真面目なサイトのようですが、カジュアルな子育てネタを自己満足的に発信するサイトです。子育てネタ以外も混じることがありますが、ご容赦を!
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