近代コンプレックス

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せいぽんは、高校時代、地歴公民で世界史を選択。世界史大好き人間だったのですが、その代償として、日本史にそれほど詳しくない人間になってしまいました。しかも、歴史の授業って古い時代から進むもんだから。

初期の邪馬台国云々に始まり江戸時代くらいまでは、とはいえ、なんとか授業を受けたなーという記憶があるですが、後半の部分=明治時代や昭和時代については正直、なんとなーく程度にしか授業受けた記憶しか無く、イマイチ理解出来ていないまま。

日本史の中でも、近代ってすっぽり抜け落ちたまま、生きてきちゃいました。

するとどうでしょう。

自分の中で目覚めちゃうのですよ。近代コンプレックスが。

「自分は近代についてあまり知らない。人並み程度に何かしら学べるツールがあったら飛びつきたい!」ってね。

そんなせいぽんにとって、この近代を楽しく学べるツールはまさに宝。楽しくってのがカギです。

世界史 x 近現代 x 映像だとコレ。

日本史 x 近現代 x 漫画だとコレ。

そんなせいぽんにとって、最近出会った新しいツールがコレ。

日本史 x 近代 x 文庫。

結構有名な本と思われます。本屋にも平積みでポテッと置かれてあったし。600頁くらいある上下2巻なのですが、語り口調ということもあり、サクサク読めました。

本の感想もおそらく沢山あると思うので、せいぽん的に特に印象に残ったとこだけ紹介しとくです(20140121追記:後で振返るとこれ何の話なのかよく分かりませんね苦笑)。

まずは戦後すぐの、こんな話。へーへーへー。

 

タバコを新しくしようというので、名称と図案が広く公募され、発表が十一月二十三日にありました。名称の一等が「ピース」。まさに戦後ですよね、平和がまず第一に来る。

 

これはいわゆる朝鮮戦争の特需に纏わる話。ちょうど、朝鮮戦争が始まったころの話。そうか、この会社もスタートはこんな感じだったのか、と。

 

トヨタといってもトラックの注文は年間三百台がやっと、膨大な在庫を抱えていました。(~中略~開戦後)GHQから生産が追いつかないほどの注文がきて、一挙に月千五百台にまで増大したそうです。それでとにかくどんどん生産し、お金がザクザク入ってきましたから、今日のトヨタの基礎はここで作られたと言えるわけです。

 

んでもって1964年。これは、近代コンプレックスのせいぽんも知っている、新幹線とオリンピックの年ですが、この年の4月に、日本人の海外旅行の自由化が実施されたそうです。その頃のこの話もびつくり仰天です。「海外ってこんなけしか行かなかったのね・・・」って。

この年の旅行者でいえば約十二万八千人、それも公務員や商社マンが仕事で渡航したのがほとんどで、わざわざ観光旅行をした人は一万九千人でした。自由化されたとはいえ、日本人にはまだ海外へ行く準備はできていなかったのですね。でも、このあたりから海外へ目を開こうという日本人の意欲は高まっていき、さっそく翌年には、目ざといJALが「ジャルパック」という団体旅行パックをつくって海外への旅を推進しました。

 

さてさて、途中、日本の近現代の話として欠かすことの出来ない話題、“安保闘争”というものが出てくるです。

これに際し、本の中では大きく次の4つの選択肢があるなかで、軽武装・通商貿易国家になることになった、と書いてあるのですが、ここも、「この選択をしたからこそ、第二次世界大戦に勝った国が貧乏になっている中で、負けた日本が(バブル崩壊までのタイミングにおいて)一番金持ちになるという奇跡を成し遂げられたんだな、うんうん」としんみり感じ入っちゃいました。

・普通の国:戦前のように天皇陛下を頭に戴き、陸海軍を整備した、いわゆる“普通の国”。これを目指す人(=鳩山一郎さんや岸信介さん)がいたから安保闘争があったと。
・社会主義の国:ソ連の傘下という意味ではなく、アメリカ的な資本主義からは距離を置いた形の国家。共和国。
・軽武装・通商貿易の国:経済第一で豊かな国。池田勇人さんの所得倍増計画が代表例。
・小さな国:一切のごたごたに関与しないような文化国家、つまり、“東洋のスイス”といいますか、自分たちだけが静かに平和に生きていこうじゃないかという選択。

 

ふむ。

しかし、この昭和史を読み終えて感じたことは、いかに、歴史を語る書物において、企業名が出てくることが希有なことか。

だいたい、20世紀に入るまではほとんど企業って登場しないでしょ?せいぜい財閥ですよ。ま、そりゃそうですよね。産業革命そのものがまだ最近ですもん。でも、20世紀に入っても第二次世界大戦が終わるまでは、ほっとんど企業名出てこないんですよ。じゃあ、戦後。企業名が沢山出てくるかっていうと、そうでもないんですよね。ソニーやホンダなど、出てくる企業名はだいたい限られてる。

歴史に名を残すってのは大変なことなのだー!

ほんだらのー!

Seipon

ikuzine”は、”イクジン”と読んで、その由来は、ご想像の通り、「育児」。ikuji + magazine = ikuzine、と名付けました。
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