有名人を科学した本

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せいぽんは、正直に言って勝間和代さんについて誤解してたかもしれない。

「一時期、もう誰も止められないくらいのブームになってたけど、最近は鳴かず飛ばず。本も出てんのか出てないのか分からないけど売れている様子は全く感じないし、世の中全体も『一時期流行っていたカツマーのやり方じゃダメなんだ』という風潮。」

“有名人になる”というビジネス

せいぽんも、そう思ってました。「あんなに連続して本出しまくって、メディアに露出しまくって、金の亡者みたいになってたけど、もうネタが無くなったんじゃないの?つまんないと思われたんじゃないの?」って。

でも、「そういうことじゃなかったんじゃないか?」と思わせられる本でした。勝間和代さん著『有名人になる」ということ』。

 

全ては、本の最初に書かれている、「はじめに」で書かれています。敢えて、引用させて頂くと・・・

 (中略)

じつは、人生のミッションに向けて独立してはじめた金融のビジネスに敗れた、というのがそもそものきっかけでした。事務所の運営と社員の雇用、家族の扶養、そして当初目指していたそのミッションを実現するために、なんらかのビジネスにチャレンジしなければならなかった。そして、そのとき選んだのが、「有名人になる」というビジネスだったのです。

まず、勝間さんが“敗れた”って言葉を使っていることが新鮮です。だって、今まで連戦連勝!、てな人生を送られてそうでしょ?!そんな方が負けを認めるなんて、「ど、どした?!」って感じです。

そして、「チャレンジしなければならなかった」。

そっかー、切迫してたんだ、と。合点がいきました。金の亡者のように、とにもかくにも本を書きまくって露出しまくって…、とやっていたわけじゃなかったんだ、ね。

(中略)

ある意味、あの一時期、わたしよりも熱心に「有名人になる」ことをビジネスとして行っていた人はそうそういないと思います。だからこそ、さまざまなメディアにも注目してもらえましたし、こちらも積極的にさまざまな角度から、自分自身を打ち出していきました。

そして、ここは勝間さんらしいなと思うんだけど、“有名人になる”ことを場当たり的にやってんじゃなくて、相当考えてやられてます。

そもそも、“有名人になる”とは、B to C(Business to Consumer)で、「非助成認知率」*1を高めるみたいな、そんなことも書かれていて、「おいおい、有名人になるってそんなに気合い入れて科学するもんかよ?」と思わせられます。

 

”有名人になる”ことをコントロールするという発想

>ある意味、あの一時期、わたしよりも熱心に「有名人になる」ことをビジネスとして行っていた人はそうそういない

最近、勝間さん見てない、って人はそれはそのはず。本人曰く、2011年は「有名人になるビジネスは少しお休み」だって言うんですから。凄いですよね。ははぁ。

2012年はもう一度、「有名人になる」ビジネスを再開したいなと考えています。

せいぽんからすると、「え、有名人になるとかならないとかってそんなふうにコントロール可能なの?」

みたいな、まるで野球のバッティングにおいて、(“詰まる”って基本的にはネガティブな表現なのに)「打球をわざと詰まらせてヒットにする」イチローを思い出すような話です。

いずれにしても、“「有名人になる」”という、有名になった人なら誰でも書けそうで書けない、抽象的な物事をしっかり整理して書いて、かつ、それを本にして出す、そして、せいぽんに買わせる、っていうところが勝間さんらしい。憎いぜ、畜生。

、一読の価値アリ。

面白いなと思った箇所の目次を抜粋しとくので、気になった方は是非、手に取ってみてください。多分、これを見てもらうほうが興味持って頂ける、かと!

 

第1章

有名人になるということ

そのメリットとデメリット

1.有名人になることの直接的な金銭メリットは思ったほどは大きくない。プライバシーの侵害にちょうど見合うか、見合わない程度

2.なんといっても大きいのは、人脈のひろがりによるチャンスのひろがり。これを生かせないと、有名人になったメリットはほとんどない

3.大きなデメリットのひとつは、「衆人環視の中で」で生きるということ

4.最大のデメリットは、見知らぬ人たちから批判され攻撃されることを「日常」と考えなければいけないこと

5.発言力がつき、やろうと思ったこと、考えたこと、目指すことができやすくなる。それは有名人であることが信用につながっているからである

 

第4章

「終わコン」

有名人としてのブームが終わるとき

「有名になる」ことの本質を知らなかったわたしの過信と勘違い

ブームは、せいぜい1~2年しか続かない

・その1

日本人の場合、情報取得⇒解釈のサイクルが二年間でおおよそ、レイトマジョリティまで普及する

・その2

当の本人は、忙しくなるうえ、人気を背景に仕事が「Easy」になるため、アウトプットの質が下がる

・その3

おおむね、一人のコンテンツを三~五くらい手に入れると、「大ファン」でない限り、お腹がいっぱいになる

「終わコン」と言われはじめたときにどうするのか

連載やレギュラー仕事の効用と危険性

「終わコン」と言われないための工夫

妬みを買う有名人と買わない有名人

有名人は「ふつうの女の子」に戻れるのか?

ある時期に「有名人だった」という過去は二度と消せない

 

ほんだらのー!

*1:自分の名前を見たときに名前を挙げなくても自分だと分かる人の割合、だそうです。

Seipon

ikuzine”は、”イクジン”と読んで、その由来は、ご想像の通り、「育児」。ikuji + magazine = ikuzine、と名付けました。
…と書くと真面目なサイトのようですが、カジュアルな子育てネタを自己満足的に発信するサイトです。子育てネタ以外も混じることがありますが、ご容赦を!
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